2010年10月20日
各 位
拝啓 中秋の候 皆様に於かれましては、ますますご健勝のことと拝察申し上げます。
さて、厚生労働省の統合医療研究班による特別研究プロジェクト(渥美理事長がスーパーバイザーとして参加)も各研究者の努力により着実に進みつつあり、今後の我が国における統合医療の普及、発展に関しても大いに期待できるものと考えております。
この動向を受け、当学会に於おきましても統合医療クリニック・病院などの施設認定制度の整備に向けた準備を急ピッチで進めている状態です。
当然の事ながら、認定施設に於いて統合医療に従事する者の必須条件としては、当学会の認定有資格者であるということが自明の理であり、これに伴って認定資格者の養成がこれまで以上に喫緊の課題となってき参りました。
ご高承の通り、当学会は統合医療を担う人材を育成する統一的な教育プログラム(認定資格制度)を西洋医学関係者、伝統・相補・代替医療関係者に等しく提供して参りました。この教育プログラムは、米国(米国ではNCCAMを国家プロジェクトとして作り、統合医療分野の科学的研究に子宮ガン研究費を上回る約100億円を費やしています。)を始めとする諸外国の医療界に於いては既に趨勢となった統合医療を近代西洋医学とTRM&CAMが全人的チーム医療として実際の臨床の場で提供する際に必要条件とされる「各従事者のレベルを担保する」ための統一的な教育プログラムであり、他の機関の提供する同様のプログラムに比べて、より厳しい認定基準を設けていると認識致しております。
つきましては、来る10月30、31日に東京大学(東大医学系研究科教育研究棟13階セミナー室)で認定セミナーを開催し、12月の徳島大会に於いて認定試験を予定しており、資格を取得する絶好の機会ですので奮ってご参加下さいますようご案内致します。