2020年05月08日
この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は中国(武漢市)に端を発して、急速にグローバルな広がりをみせ遂にパンデミックとなり、漸く我が国の政府からも緊急事態宣言が出されました。
現時点ではCOVID-19に対する効果が見込める治療薬もワクチンも無く、現状では予防も含めたセルフケアが求められます。ここではまさに統合医療の出番かと思われます。
統合医療の考え方として、1)予防こそが最善の医療である、2)生体が有する自然(自己)治癒力を引き出す、3)利用者が積極的に関われる、といった特徴を挙げることができます。
本来なら、しかるべき場所で統合医療に関わる複数のスタッフがその手法・手技を提供できることが理想ですが、今は外出がままならない現況のため自宅でできるセルフケアが必要になります。そこでこの度、昨年本学会で作成した『統合医療用語集』にご執筆いただきました各専門領域の先生方を中心に、『新型コロナウイルス感染拡大の中で、一人一人が自宅で取りくめる統合医療によるセルフケア』を作成しました。
食事・運動・睡眠など生活スタイルの改善による予防策、ストレスマネジメントを含めたメンタルケアについても取り上げています。
さらに有用な情報をできるだけ参考資料として追加掲載してまいりますのでご覧ください。
今後は、この感染症が早急に収束することを切に祈念致します。
皆様、不急不要の外出は控えて頂き、何卒、ご自愛のほど、よろしくお願い致します。