阿岸鉄三


東京女子医科大学名誉教授
約40年間、人工腎臓・人工肝臓などを中心とする血液浄化治療法の研究開発・臨床応用を行なってきた。その間、日本発の先端技術であるきわめて物理化学的思考を必要とする二重濾過血漿分離交換・LDLコレステロール吸着を世界中に普及させ、難治とされた免疫疾患・脂質異常症の治療を可能なものとした。現在も、透析医療に従事している。ところが、十数年前、外気功に触れ、自らも気功師になり、日常医療に応用するようになった。外気功を含む補完・代替・伝統医療などと呼ばれる領域のあるものは、医療としての有用性があるのに、現代科学的には理解されない。すなわち、非科学的である。その意味で、統合医療とは、科学的医療と非科学的医療の統合を意味するものと考えている。とすると、統合医療を科学的にだけ評価することは妥当ではないと主張している。

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