2019年06月17日
キューバは、物質的には豊かではないが、世界で最もプライマリ・ヘルス・ケアが整備され、先進国並みの乳児死亡率の低さや平均寿命の長さを誇り、年間数万人の医療従事者を世界の医療過疎地域や災害医療支援に派遣し、国連やWHOなどから高い評価を受ける医療政策を展開しています。しかし、今日のキューバの医療政策の成果は、ソ連崩壊に伴う1990年代初頭の深刻なエネルギー及び物資不足の時期から今日に至るまで、試行錯誤の末、医療政策の根幹を治療から予防・健康増進に転換し、近代西洋医療と共にエネルギー及び物資の消費量が少ない伝統医療や相補・代替医療(CAM)を積極的に活用し、世界で最も統合医療化された独自のハイブリッドな医療システムの構築と医療を活用した外交に努めたことによります。しかし、これらの事実は、日本の医療界では殆ど知られていません。キューバは、謂わば『知られざる統合医療先進国』です。
この度、駐日キューバ共和国大使館後援の下、下記の日程で、日本統合医療学会(IMJ)とキューバ生体エネルギー・自然医療学会(SCMBN)の包括的学術協定に基づく『第3回日玖統合医療シンポジウム』をハバナとマタンサスで開催し、両国に共通する社会の高齢化や災害対策等の社会的課題を統合医療を用いて解決するための学術交流を行うことになりました。
今回のシンポジウムでは、第3回の節目としてキューバの二つの都市(ハバナとマタンサス)を代表する自然伝統医療の研究及び臨床機関の視察も行い、国連やWHOなどから高い評価を受ける医療政策を展開しながらも、日本は勿論、世界的にも『知られざる統合医療先進国』キューバ独自の統合医療システムの実践を多く学ぶことが出来る絶好の機会となっております。詳細は下記の参加申込書をご確認下さい。
日本統合医療学会会員の方で、日本が抱える社会の高齢化や災害対策等の社会的課題を、統合医療を用いて解決することやキューバ独自の統合医療システムにご興味のある方は、奮って本使節団にご参加下さい。
渡航期間:2019年9月21日(土)~9月29日(日) 9日間
会議名:第3回日玖統合医療シンポジウム2019
会期:2019年9月23日(月)~9月26日(木)
会場:ハバナ会場(ハバナ医科大学:予定)、マタンサス会場(マタンサス医科大学:予定)
募集期間:2019年7月31日
募集定員:定員になり次第締め切り
【「第3回日玖統合医療シンポジウム」使節団参加申し込み・問い合わせ先】
東日観光株式会社 国際旅行部・法人第一営業部 担当:奥野
〒104-0045 東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル4階
TEL:03-5148-1731 FAX:03-5148-1735
e-mail: okuno_tomio@tonichi.co.jp
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