統合医療とは、さまざまな医療を融合し患者中心の医療を行うものです。科学的な近代西洋医学のみならず、伝統医学と相補・代替医療、さらに経験的な伝統・民族医学や民間医療なども広く検討しています。
統合医療の特長としては、次のものがあげられます。
約5000年〜3000年前にギリシャ医学(ギリシャ・イスラーム医学、ユナニなど)、インド伝統医学(アーユルヴェーダなど)、中国伝統医学(中医学など)が起こりました。
これらは世界三大伝統医学と総称されています。すべての伝統医学が必ずしも現代科学で証明されるものとは限りませんが、経験に基づいて淘汰されてきたことから、現在でも多くの人々に支持されています。
近代西洋医学は、伝統医学がヨーロッパに渡って科学と統合して発展したもので、科学の原則に基盤をおいています。
科学の意義としては再現性・普遍性があげられ、近代西洋医学は科学に基盤をおいていることにより、多く人々に理解されやすい特性を持っています。急速なグローバル化により、近代西洋医学が世界的にも医療の主流となりました。一方、医療は文化的側面も持ち合わせています。気候・食物・民族・習慣など、地域に根ざした独自のスタイルがあり、それらが伝統医学、民族医学として発展してきました。このように、伝統医学はむしろ科学よりも文化としての特長が色濃く現れており、その背景からも、より患者やクライアントの個性に合わせた医療であるといえます。